医療 ― お役立ちリンク集 ―
脊髄小脳変性症(SCA)・多系統委縮症(MSA)
多系統萎縮症(multiple system atrophy; MSA)
進行性の神経変性疾患で,パーキンソニズム,小脳失 調,自律神経不全,錐体路徴候を経過中に種々の程度で認める.孤発性が圧倒的に多いが,主として常染色体劣性 を示す家系も報告されている.
◆臨床病型
・パーキンソニズム優位: MSA-P(multiple system atrophy, parkinsonian variant)
・小脳失調優位: MSA-C(multiple system atrophy, cerebellar variant)
欧米で は MSA-P が多く,日本では MSA-C が多い.
平均発症年令は 55~60 歳,予後は 6 年から 10 年で,15 年以上生存 する症例もある.早期から高度に出現する自律神経不全は重要な予後不良因子の一つ.
飲水:血圧上昇は5~15分以内に出現し、30~40分で最大効果に達する。
1時間以上にわたり、昇圧効果は持続する。
早朝の350mlの飲水は、午前の起立性低血圧と食事性低血圧を改善
効果は、脊髄反射レベルでの交感神経の賦活化が一因と推定されている。
◆ 外部リンク
脊髄小脳変性症(難病情報センター)
多系統委縮症―線条体黒質変性症(難病情報センター)
多系統委縮症―オリーブ橋小脳委縮症(難病情報センター)
多系統委縮症―シャイ・ドレーガー症候群(難病情報センター)
脊髄小脳変性症の理解のために
SCD・MSAネット