医療 ― お役立ちリンク集 ― 不随意運動
ジストニア (dystonia)
◆ 定義
持続的な筋収縮を呈する症候群であり、しばしば捻転性・反復性の運動、または異常な姿勢をきたす
A syndrome of sustained muscle contractions, frequently causing twisting and repetitive movements, or abnormal postures
(Scientific Advisory Board of the Dystonia Medical Research Foundationによる)
◆ 病態
罹患部位による分類:局所性、分節性、全身性、多巣性、片側性
発症年齢が低いほど広範に罹患する傾向がある
8)陰性ジストニア (negative dystonia)
意図する運動に必要な筋が十分に駆動されない現象。
運動に必要な筋が終始無活動である例、運動初期に収縮の開始が遅れる例、運動の途中から収縮しなくなる例、運動の間安定した収縮が維持できない例に分けられる。
最後の例では拮抗筋に収縮がある場合、不随意運動を生じる。
運動に不要な筋が意図せずに駆動される通常の症状とは表裏の関係にある。
しかし、その存在については未だコンセンサスが得られていない。
存在するとしても、これが通常のジストニアと同じ機序で生じているとの証拠はない。