医療 ― お役立ちリンク集 ― 高次機能
高次機能の階層性と症候
高次機能は階層を持つ
第1層目に障害があれば、第2層以上のさまざまな機能に影響が及ぶ
- 第1層:基本的な神経の機能 運動、感覚、視覚、聴覚など認知的活動を実現するための道具的機能
- 第2層:基盤となる機能 全般性注意、情動などが含まれ、すべての高次脳機能を下支えする
- 第3層:個々の高次機能 言語、計算、視空間認知など、このレベルの障害は巣症状として病巣部位との対応が比較的はっきりしている
- 第4層:さまざまな高次脳機能を統合し、状況に合わせて複雑な行動を可能にする機能 遂行機能、社会的行動など
第2~4層目の機能が障害された状態をすべて高次機能障害と呼ぶ