認知症をよく理解するための9大法則・1原則

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      認知症 ― 症状

認知症をよく理解するための9大法則・1原則

第1法則:記憶障害に関する法則
記銘力の低下:新しいことを覚えられない
全体記憶の喪失:大きな行為そのものの記憶を失う
記憶の逆行性喪失:蓄積されたこれまでの記憶が、現在から過去に遡って失われていく

第2法則:症状の出現強度に関する法則
いつも世話してくれる最も身近な介護者にひどく出て、時々会う人、目上の人には軽く出る

第3法則:自己有利の法則
自分に不利なことは一切認めず、認知症があるとは思えないほどすばやく言い返してくる

第4法則:まだら症状の法則

第5法則:感情残存の法則
認知症の人がその時抱いた感情は相当時間続く。認知症の人は感情に鋭敏

第6法則:こだわりの法則
ある一つのことに集中するとそこから抜け出せない。周囲の人が説得したり否定したりすればするほど逆にこだわり続ける

第7法則:作用・反作用の法則
強く対応すると強い反応が返ってくる

第8法則:症状の了解可能性に関する法則

第9法則:衰弱進行に関する法則
認知症の人の老化のスピードは非常に速く、認知症でない高齢者の2~3倍のスピードで進行

原則:「認知症の人が形成している世界を理解し、大切にする。その世界と現実とのギャップを感じさせないようにする」

参考)川崎幸クリニック 杉山孝博(神経治療 p598 vol.29 No.5 2012)

 

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