医療 ― お役立ちリンク集
認知症 ― 症状 ― 周辺症状
感情症状
◆ 関連部位
・辺縁葉:扁桃体+前部帯状回 報酬と罰の評価と情動発現を司る
・前頭葉眼窩面
・背外側前頭前野
・分界条床核
・視床背内側核
◆ 易怒性
激昂して暴言暴力に至ること
怒るのには理由がある
・患者が気にしている認知障害を非難される
・状況が理解できないままに行動を強制・制御される
介護者の理屈に従い、良かれと思って行うことが原因となる場合がある
◆ 抑うつ状態
落ち込んでいる状態
抑うつ状態は「悲しくてしょうがない」という感情の障害
うつ病は、さらに意欲・喜びの減退、焦燥・不安、精神運動抑制、無価値感・罪悪感、睡眠異常、食欲異常、体重変動などを呈する
特に、びまん性レビー小体病 (DLB)とパーキンソン病は、抑うつ状態で発症することが多い
アルツハイマー病は、抑うつ状態が高率であると言われるが、実際にはそれほどでもない
◆ アパシー
無関心・意欲低下
語源は無感情
・[a] 欠如 + [pathy] 感情、受難
アパシーは、うつ病と混同されやすいが、抑うつ気分、不安・焦燥、罪悪感などを欠く点で異なる
血管性認知症、前頭側頭葉型認知症、錐体外路性疾患に伴う認知症などで高率