現実見当識訓練

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現実見当識訓練 Reality Prientation (RO)

今は、何月何日なのかとか、季節はいつなのかといった時間や今いる場所などがわからないなどの見当識(けんとうしき)障害を解消するための訓練で、現実認識を深めることを目的とします。

•1960年代、アラバマ州の退役軍人管理局病院で精神科医 Folsomらが開発

•1970年代、方法論が整理され、世界に普及

•24時間RO(非定型RO)とクラスルームRO(定型RO)がある

 

24時間RO

•治療スタッフとケアスタッフが入院患者に対し、時間と場所を問わず、
様々な場面で日時や場所、人物などの情報を繰り返し教示する方法

•生活空間内においても正しい見当識を持てるような配慮
(見やすい大きな時計をつける、大きく所在地を書いておく、
スタッフの顔写真と名前が書かれたボードを見やすい場所に置いておく、など)
をする

クラスルームRO

•決まった時刻と場所に対象者に集まってもらい
30分~1時間程度の時間内で行われることが多い

•季節に関した題材を参加者で話し合ったりするなど、
場所や時間などの見当識に関する情報を
繰り返し提供する方法である

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