限定品に弱い~スノップ効果~

限定品に弱い~スノップ効果~Harmonista18

カルビーと湖池屋でポテチの生産が停止になるそうですね。昨年夏の台風被害でジャガイモの生産量が減ったのが原因なのだとか。
なぜかないと思うと欲しくなるのは、世の常なのでしょうか。ニュースを見たとたん急に食べたくなりました。

【目次}
1.皆が持っていないからほしいースノップ効果ー
2.スノップ効果活用法


1.皆が持っていないからほしいースノップ効果ー

お店に書いてある「10名様限定」「季節限定」という言葉についつい乗せられてしまったという経験をした人も多いのではないでしょうか。

このように、人には限定品に弱いという特性があります。いつでも手に入るものだと、その商品が気に入ったとしても、『まぁ、今日じゃなくてもいいかな。また今度にしよう』と思って、そのまま買わないまま過ぎ去ってしまうということがあります。

ところが、それと全く同じ商品が今しか手に入らないとなるとどうでしょう。
『早く買わないとなくなっちゃう』と思って、あまり深く考えずに買ってしまうということが起りやすくなってしまうのです。

これは、私たちの心理として、『他の人と違うものが欲しい』という要求があるからではないかと考えられています。
そのため、手に入れるのが難しいものほど需要が増えるのです。
この現象は、アメリカの経済学者 Harvey Leibensteinが提唱したもので、「スノップ効果」と呼ばれています。

2.スノップ効果活用法

逆に売る立場に立った場合、この品が希少価値が高いということをお客様にきちんと伝えるということは売上を左右するという意味で大切だということです。

たとえば、
『売り切れました。次の入荷は○○です』
『現品限りです』
『手作りのため一点ものになります』
『ご当地限定商品』
と謳うというのがそうです。

『手に入れるのが難しい』という状況を伝えることで、お客さまの『買いたい』という気持ちを後押しするのです。

脳とこころの豆知識 ― ビジネス ― マーケティング

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