夜更かしは体内時計を狂わせる

夜更かしは体内時計を狂わせるHarmonista115
忙しいとついやってしまいがちな夜更かし。
しかしこれは、あまり身体には良くないようです。
というのも、真夜中に強い光を浴びると、私たちの中の体内時計が一時的にストップしてしまうらしいのです。つまりは、睡眠障害の原因になってしまうという事です。

1970年にショウジョウバエで最初みつけられ、『シンギュタリティ現象』と名前がついています。

では、この現象はなぜ起きるのでしょうか?
私たちの中に体内時計は複数あって、それぞれがお互いに同調しながら、一定範囲のゆらぎをもって、時のリズムを刻んでいます。
これが、真夜中に強い光をあびることで、体内時計の同調がおきなくなってしまうらしいのです。

実際、真夜中に強い光をあびさせたラットでは、昼活動し夜には休むという行動パターンは崩れ、昼夜の行動量の差がなくなったそうです。

逆に、日中に強い光を浴びることは、体内時計の同調を引き起こします。
実際に不眠症の治療として、朝に日の光を浴びることが推奨されていたり、高照度の光を一定時間浴びてもらうという高照度光照射療法というのを行っていたりする所もあります。

睡眠は身体を休めるだけではなく、脳や心にとっても大切なものです。
ちょっと夜更かししちゃったな…と思ったら、しっかり日の光を浴びて、早めにリセットするようにしたいと思います。

元ネタはこちら
http://www.riken.jp/…/…/press/2007/20071022_2/20071022_2.pdf

脳とこころの豆知識 - 睡眠

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