これは、人は失敗が怖い生き物だからだそうです。「得をしたい」という気持ちよりも「損をしたくない」という気持ちの方が強いから無難な選択になってしまうのです。
それを「損失回避の傾向」といいます。
どうしても新しいお店だとそこの料理がおいしいのか、どれくらい時間がかかるのかということがわかりません。
そのため、もし違う店に行って料理がおいしくなかったらどうしょう、料理がでてくるのが遅かったら仕事に戻れないといった失敗を恐れる気持ちが働いてしまうようなのです。
結果、新しいお店を開拓するという冒険をするよりも「やっぱりいつもの店でいいか」といった無難な選択になるわけです。
人が変わりたいと思いつつも、なかなか変わることができないのも、この損失回避の傾向のためと考えられています。