匂いが第一印象を決める

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自分が安心・安定しているという事はとても重要です。

というのも、自分が不安を感じていた時、それは汗を介して伝わってしまいます。
試験前で緊張している人から採取した低濃度の臭いのサンプルは「人をいらいらさせる」という事もわかっています。その匂いを嗅いだ人は不意に大きな音を立てた時に驚く反射も大きくなっているそうです。それだけ神経過敏になっているんですね…

逆に、匂いで第一印象をよくすることもできます。
それもキャッチできない程度の臭いの時が最も第一印象に影響を与えるというのです。

これも実験で調べられています。
提示された顔の好感度を次に挙げる3つの感知できない程度のにおいの場合で比較しています。
1) レモンの香り
2) 特徴のない匂い(アニス)
3) 嫌な匂い(汗)
結果はというと…レモンの香りの場合は他の二つの場合に比べて好感度が高かったのです。
ただ、不思議なことにこの香り…気づく程度まで濃度を上げると、顔の好感度に対する評価は3つのグループで変わらなくなってしまうそうです。
香りに気づくことで、意識的な評価を下す時に修正をかけているみたいです。

基本的に動物にはよそ者恐怖というのが備わっています。ヒトはそれを理性的判断で抑制しています。好感度を上げるためには頻回に会う事が大切とされるのもそのためです(第一印象が良くないと逆効果になる場合もあるので注意してくださいね~)。
そのため、特に初めて会う場合には、相手に対して不安を抱かせないことが大切となります。
頻回に髪を触るなどの手癖や貧乏ゆすりなどの足癖があると第一印象が落ちてしまうのも、そのせいかもしれません。

Induction of Empathy by the Smell of Anxiety

脳とこころの豆知識 ― その他 ― 香りの効果

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