迷信はどのようにして生まれるのか

迷信はどのようにして生まれるのかHarmonista154

人は、単にランダムに起った出来事であっても「偶然こういう結果になった」と考えることができないと言われています。
つまり、何らかの法則性や規則性などの秩序を見出そうとする傾向があるのです。
そのため、実際には存在しない規則性や関連性を見出してしまいます。

例えば、コインを投げた時、裏と表とがほぼ交互に出るはずだという感覚を持っています。
なので、表が続くとそろそろ裏が出るはずと思います。実際は、次に投げた時も裏が出る確率は50%と変わりはありません。
このような誤った直感を「偏りの錯誤」と呼んでいます。

では、なぜ私たちは、ランダムな事象を正しく捉えることができなくなるのでしょうか?
D. KahnemanとA. Tverskyらは、人はある特徴で物事の類似性をはかり、その類似性に基づいて判断するためだとしています。

例えば、その人が「学校の先生」というだけで、「典型的な学校の先生の特徴」というものを思い浮かべ、その人もきっとこういう人だろうと判断してしまうということです。
これは、正しい場合も多いでしょうが、もちろん全部の学校の先生たちがその特徴を持っているというわけではないでしょう。

下記も参考に
迷信はどのようにして生まれるのか(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=1oL-P0niNvA

脳とこころの豆知識 ― 不合理な行動

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