若さの秘訣

若さの秘訣Harmonista941275_479688482115857_1818611600_n

作りこまれた若々しさは別ですが、自然でいながらも年を重ねていても若く見える人達は、いつまでも好奇心を忘れずに、日々の生活を楽しんでいます。
このように日々の生活を楽しむことが、健康で過ごすために重要になってきます。

アメリカのコロンビア大学のデビッドソンは、1739人の健康な男女を10年にわたり追跡調査した結果このことを証明しました。
この1739人をポジティブさレベルで5段階にわけて、後に心臓病を発症するかどうかを調査しました。

10年間で合計145人、約8.3%の人が心臓病を発症していました。
ただ、驚くことに、ポジティブレベルが1段階あがるごとに心臓病のリスクが22%も低下していたそうです。22%って、ホントに驚異的です。

研究班の人は、ポジティブな人はリラックス時間が長く、ストレスがかかっても立ち直りが早いからだろうと推察しています。

さらに、2011年2月号の「science」に「Happy People Live Longer 幸せな人は長生きする」と題した総説が掲載されました。
長生きの理由が二つ挙げられています。
一つは幸せな人は良い生活習慣を持つ傾向があること、もう一つは幸せそのものが身体に良い影響を及ぼすことです。

実際、ストレスがあると、それを軽減させるためにコルチゾールが分泌され、高血圧、高血糖、免疫力低下の原因になります。

そして、経済学者ダニエル・カーネマン博士が「人はどんな時に幸せを感じるのか」という大規模調査を行ったのですが、その結果がおもしろいのです。最も相関があったのが、なんと「上司」と「睡眠」だったそうです。
それにしても、なぜ上司なんでしょ???
いっしょにいる時間が長いからなのか、ふつうはストレスを感じる対象だからなのか。

では、ストレスを軽くするためにはどうしたらいいのでしょうか?
お勧めは、「その日にあったいいことを3つ書き出す」ということだそうです。
抑うつ症状がある人を集めて、1週間行ってもらったところ、単に「思い出」を書き出した人たちと比べると抑うつ気分が軽くなったそうです。

「その日にあったいいことを3つ書き出す」ことで重要なのが、「どんな時にでも」ということだそうです。つまり、ふだんの生活では見落としがちな「いいこと」を探し出すということです。それによって、「今すでに自分が持っている幸せを感じる力」を鍛えているんですね。

1日5分間感謝リストを2週間つけることで幸福感が25%も向上するという報告もありますしね。

元ネタはこちら
http://www.doyukai.or.jp/publish/2012/pdf/2013_03_06.pdf
http://business.nikkeibp.co.jp/art…/report/20111216/225257/…
http://internal.psychology.illinois.edu/…/Diener-Chan_2011.…

脳とこころの豆知識 ― 幸せになるために

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