ラベリング効果

ラベリング効果Harmonista

159

苦手な人っていますか?
上司が『細かいことにこだわって口うるさい人』だから、ちょっと苦手かな…と思っていると、残念なことに、ますます上司は『細かいことにこだわる口うるさい人』になっていきます。

これは、「ラベリング効果」と言って、ある人にラベル(レッテル)を貼ることによって、その人の持つ細かい特性が無視されてしまい、その人がそのラベル通りに生きるようになってしまうことを言います。

例えば、一度「犯罪者」というレッテルを貼られてしまうと、まわりの人は彼を「犯罪者」として扱います。彼にある長所は無視され、彼を疑い,恐れ,避け,自分たちのコミュニティーの中に受け入れようとはしなくなります。

その結果,彼はみんなから排除され,更生する機会すら与えられなくなり,最後には「どうせ俺は犯罪者だ」と,自分が犯罪を行うのを合理化してしまい、その後も「犯罪者」としての人生を歩むようになります。

逆に、これをポジティブに使うこともできます。
ちょっと手伝ってもらった時に「ありがとう」に「○○さんって優しいのね」と加えると、その人はますます優しい人になっていきます。

では、自分のことはどう思っていますか?
自分にある長所は無視して、「ダメなやつ」と思っているとしたら、ますます「ダメなやつ」になってしまいます。そんなラベルは思いっきりはがしてみましょう。

脳とこころの豆知識 ― ビジネス - なりたい自分になる

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です