犬も嫉妬する

犬も嫉妬するHarmonista

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犬を飼っている人にとっては、「いまさら?」と思えるかもしれませんが、犬は飼い主の関心がよそに移ると明らかに嫉妬し、「かまってほしい」という行動をとります。
そして、行動を起こしてよい相手かどうか…ということをちゃんと見ています。

Caroline Prouvost博士が36匹の犬を対象に行った実験です。
飼い主が犬を無視して、以下の3つを行っている時の犬の様子をビデオで撮影しました。
1. 犬のぬいぐるみ(クンクン鳴いたり、吠えたり、尻尾を振ったりする本物そっくりのもの)と遊んでいる
2. ハロウィーンのかぼちゃに似せたバケツで遊んでいる
3. 飛び出す絵本を大きな声で読んでいる

すると、1の犬のぬいぐるみをなでたり、優しく話しかけたりしている飼い主を押したり触ったりした犬は、なんと78%。
ところが、飼い主が同じことをカボチャのバケツにした時に同じような行動に出るのは、42%とかなり少なくなります。
さらに、絵本を読んでいるのを機にしたのは、たった22%。

そして、犬のぬいぐるみの場合、およそ3分の1がぬいぐるみと飼い主の間に割って入ろうとし、25%がぬいぐるみにかみついたそうです。
バケツにかみついたのは、1匹だけ…。

実際、犬は、他の犬と自分をくらべ、嫉妬するということもわかっています。
しかし、「不公平である」と思う感受性は、霊長類よりも低いそうです。

芸をした時に片方だけに報酬を与えると、与えられなかった犬は、それ以上の実験参加を拒否し、ツメで地面を引っ掻いたり、あくびをしたり、口の周りを舐めまわしたり、パートナー犬や実験者から目をそらしたりします。

ところが、与えられる報酬が不平等であったとしても、それはあまり気にしないそうなのです。

賢いけどちょっと抜けているところが、かわいいですよね。

元ネタはこちら
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140725003
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=49136067&source=nifty

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