暑いとパフォーマンスは低下し、攻撃的になる

暑いとパフォーマンスは低下し、攻撃的になるHarmonista155

パフォーマンスを上げるには、快適な環境というのが重要です。
実感している方も多いと思いますが、暑すぎたり寒すぎたりするとパフォーマンスは低下してしまいます。
具体的には、32℃を超える環境に2時間以上もいると、パフォーマンスが低下するそうです。

暑すぎるとき、特に複雑でよく考えないといけないようなタスクや運動を伴うタスクでパフォーマンスが低下するという報告があります。
そりゃそうでしょう。調べなくても想像がつきます。
でも、更に困ったことに、暑いと攻撃的・暴力的になると言われています。

アメリカ政府が発表した1950~2008年の年間平均気温のデータと凶悪犯罪件数の統計とを照らし合わせ、地球温暖化が進むとどうなるかを推測しました。
すると、アメリカでは平均気温が摂氏4.4度上がると殺人と暴行の件数が年間約10万件も増えると考えられたそうです。

ミシガン大学で人間の攻撃性を専門に研究する心理学者ブラッド・ブッシュマン氏は、その理由について次のように述べています。
「気温が高いと人間は不機嫌で短気になる。そういう人は攻撃的になりやすい」
まぁ、確かに…不機嫌にはなりやすいかもしれません。

カナダにあるサイモンフレーザー大学の犯罪心理学者エホール・ボヤノフスキーが行った研究でも同様の結果が出ています。
気温が上昇すると脳の温度が上がります。そのため、認知機能障害や情緒的ストレスが起き、攻撃的になって、暴力犯罪の増加に繋がるというのです。

しかも気温が上昇していると心拍数があがるのに気力が減退するということがおきます。
この興奮しているのに気力が減退しているという状態だと、相手の挑発に乗りやすくなってしまうそうなのです。

これからの暑い季節、気をつけます。

地球温暖化で人間が攻撃的になる?
http://ameblo.jp/consumer-psychology/entry-10018426012.html

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