ストレスは子育てを妨げる

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子供たちを育てるうえで、お母さんがストレスなく過ごすということは大切なことです。
ラットでの実験ではありますが、面倒見のいい母ラットに育てられると、成長した時に自分も子供の面倒をよく見るようになります。

でも、お母さんラットが子供の面倒をみることができるのかどうかというのは、お母さんのストレスの具合によって変わってしまうようなのです。

実際、面倒見がよかったお母さんラットも、ストレスを加えると子供の面倒をみなくなってしまうのです。そして、その子供のラットは、自分の子供の面倒をみなくなる。
つまり、お母さんラットにストレスが加わることで、子供の面倒をみないラットの家系になってしまうのです。

お母さんに決してやさしいとは言えない日本社会で子供を育てるだけでもストレスが多いことを考えると衝撃的ですよね。
まぁ、理性的にできている人間をラットと比べるのも失礼だとは思いますが、ストレス環境下で子供を育てるということは、お母さんの理性と子供に対する愛情で初めて成り立っているとも言えるでしょう。

では、その場合の打開策はないのでしょうか?
実は、この性質、小さい時にある程度規定されることはあっても、大きくなってからでも変わる可能性は残っているとされています。
自分は愛されている、支えてくれる他者が周囲にいると感じ、情緒的に安定することで、愛情を注げる状態に変化していけるそうなのです。

脳とこころの豆知識 ― 脳の発達から子供を理解する

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