笑いは健康の秘訣

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笑いには、いろいろな効能があることが知られています。
しかし、残念なことに私たちは大人になってしまうとあまり笑わなくなってしまうそうです。
赤ちゃんの時などは、だいたい1日200回笑うと言われています。
思春期の頃も「箸が転んでもおかしい年頃」という表現があるくらいよく笑います。

ところが大人になると女性は1日62回くらい。男性に至ってはたった8回だそうです。
ずいぶん差がありますね。

笑うことは、健康に良いと言われています。
ボルティモアにあるメリーランド大学医療センターの予防心臓病学センター所長、Michael Miller博士によると、笑うことは血管の機能にとって良い効果があるそうです。

というのも、笑うと脳からエンドルフィンという物質が出てきます。
このエンドルフィンは、快感をもたらす神経伝達物質として知られています。
それだけではなく、実は心臓の健康にも一役買っているようなのです。

エンドルフィンは、血管内皮という血管の内面を覆う扁平な細胞の表面にある受容体を活性化させます。
そしてこの受容体が活性化すると、一酸化窒素が出てきて血管を広げます。
そのため、そこを流れる血液の量が増加し、炎症が軽減し、血小板の凝集が阻害され、コレステロールのプラークができにくくなります。

つまり、動脈硬化になりにくくなるということです。
動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞の原因となります。
ということは、笑うことで心筋梗塞や脳梗塞の予防につながる可能性があるということです。

実際、笑いが血流にどのような影響を与えるのかを調べた実験があります。
被験者は、非喫煙の健康な20名で平均年齢33歳。
笑える映画と悲しい映画を見てもらい、前後の血流量を測定しました。

悲しい映画を観た後では、20名中14名の血流量が減少しました。
一方、笑える映画を観た後では、血流量は平均22%も増加したのです。

元ネタはこちら
http://psychcentral.com/…/arch…/2010/03/05/whats-in-a-smile/

School of Medicine Study Shows Laughter Helps Blood Vessels Function Better
http://umm.edu/news-and-events/news-releases/2005/school-of-medicine-study-shows-laughter-helps-blood-vessels-function-better

 

脳とこころの豆知識 ― 幸せになるために

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