犬には不安を軽減し、血圧を下げる効果がある

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医療従事者が治療の補助として用いる動物介在療法 (Animal assisted therapy)には、痛みや不安を減らし、抑うつ状態を改善し、疲労感を軽減する効果があると言われています。

犬が好きな人にとっては、犬と触れ合うことは、心身の健康にとても良いことがわかっています。
米カリフォルニア大ロサンゼルス校の2005年の報告では、心臓の病気がある人が犬と短時間ふれあうと、人と触れ合うよりも不安を軽くし、血圧を下げる効果があったそうです。

心臓病で入院中の患者76人を対象に行った実験です。
76人を無作為に3つのグループに分けます。
1つのグループは、犬とボランティアが、もう1つのグループはトレーニングを受けたボランティアが患者のもとを12分間だけ訪ね、最後の1つのグループはどちらも訪れませんでした。

すると、犬が訪ねたグループでは、なんと触れ合う前と比べると不安が24%も軽くなったそうです。いっぽう、患者のもとへ、ボランティアだけが訪問した場合には、不安は10%しか軽くなりませんでした。

ストレスホルモンであるエピネフリンの値にも3つのグループ間で差が出たんですよ。
犬が訪れたグループでは17%も低下したのに対し、ボランティアだけが訪れたグループではたった2%しか低下しませんでした。
そして、誰も訪れなかったグループはというと、7%も上がってしまったのです。

犬の効果は偉大ですね。

元ネタはこちら
http://blog.goo.ne.jp/yajihorse/e/edcd232b6b3dcfa9bbb281bee7b08498
http://www.webmd.com/heart-disease/heart-failure/news/20051115/dog-visits-help-heart-failure-patients

脳とこころの豆知識 ― 幸せになるために

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