慢性疲労症候群

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原因がわからない疲労感が6ヶ月以上続く状態のことを慢性疲労症候群と言います。
あきらかに、いろいろと頑張りすぎて疲れがたまっているという人や病気を患っている人は、この中には入りません。

では、これがどうしてなるのかというと…ストレスや遺伝要因による免疫低下、内分泌異常、それらによる感染症の発症、脳機能異常が組み合わさって症状が出るというのが有力なようです。

慢性疲労症候群を患っている方は、脳神経の炎症反応が広く見られるという報告もあります。
神経炎症にかかわっているマイクログリアやアストロサイトという細胞が脳の中でどれくらい活性化しているかPETを用いて、慢性疲労症候群の患者で調べ、健康な人と比べました。

すると、慢性疲労症候群のCFS/ME患者の脳内では広い範囲で炎症が起こっているということがわかったのです。
さらに、それがそれぞれの症状によって炎症が起こっている範囲が決まっていたのです。

認知機能に問題があった方は、扁桃体と視床、中脳に、頭痛や筋肉痛は帯状皮質と扁桃体に、抑うつ症状は海馬に炎症が起こっていることが示唆されたのです。

もし、ゆっくり休んでいるのにず~っと疲れているというのであれば、下記セルフチェックをしてみてもいいかもしれません。

慢性疲労症候群セルフチェック
http://www.chrofatig.com/knowledge/check.html

元ネタはこちら
http://www.riken.jp/pr/press/2014/20140404_1/

脳とこころの豆知識 - ストレス

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