2月、3月と仕事で朝5時半起きの生活が多かったのですが、それも一昨日にはひと段落。
夜何時に寝ようとも念のための保険としてかけている目覚ましよりも先に目が覚めてしまうというふだんは便利なこの特技は、こういう状況ではかえって睡眠不足に拍車をかけてしまうようです。どうも明日早いから早く寝ようという発想が浮かびにくくなってしまいます。
この状況を招いている私が言うのもなんですが、睡眠はとても大切です。
睡眠不足になるとイライラして怒りっぽくなるというのは想像に難くないと思いますが、実験でもちゃんと証明されています。
そして、この「怒り」という感情は、健康にも害を及ぼすことがわかっています。
というのも、怒りを感じると自律神経機能が乱れ、交感神経が活発になり、アドレナリンが増えるのです。
デューク大学のウィリアムズ所長は、「慢性の怒りは心臓に長期的なダメージを与えかねない」と言っています。
オーストラリア・シドニーの急性心血管診療所が行った調査でも怒りが心臓病のリスクになることが証明されています。
心臓発作を起こした300人以上の患者に、心臓発作が起こる前の48時間に何らかの怒りの感情を経験していたかどうかについて質問しました。すると、極端な怒りを覚えた患者は2時間以内に心臓発作を起こすリスクが通常よりも8.5倍も高いことが分かりました。
この「怒り」という感情の出発地点は、脳の「扁桃体」というところです。
この扁桃体が、自分自身への脅威を察知すると、身体にストレス反応をおこすホルモン、「アドレナリン」が交感神経終末より分泌されます。
このアドレナリンの作用によって、心拍数が速くなってドキドキしたり、血圧があがったり、汗を多量にかいたり、血管が収縮し、結果として血流が悪くなったりします。さらに、このアドレナリン、血を固まりやすくする作用もあります。つまりは、怒りがあると血液がどろどろの状態になりやすいということです。
しかも、この身体の異変を扁桃体がキャッチするとさらにアドレナリンを分泌させ、怒りの感情を大きくする、つまり小さな怒りが自動的に大きくなるというなんともありがたくない現象が起こるわけです。
それで、自動的に育ってしまった怒りを自分で扱えなくて、あるとき突然「怒り」が爆発するということが起きるのでしょうか。
とはいっても、あるはずの「怒り」を見ないふりしても意味ないですよ。身体はわかっています。
では、どうするの?って話ですよね。
こちらで勧められていたのが
・水を飲む
・部屋を片付ける
・口角を上げる
・背筋を伸ばす
・ゆっくり歩く
・「ため息」をつく
だそうです。
試してみます。
でも、その前にしっかり眠るようにしたいと思います。
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