天才が時に変わった行動をとるわけHarmonista
クリエイティブな才能を発揮する天才と普通の人。
そして、クリエイティブな才能を発揮する天才の中には、一風変わった振る舞いや思考をする人たちがいます。
たとえば、アインシュタイン。彼は、道端に落ちている煙草の吸殻を拾ってはパイプに詰めて吸い、作曲家シューマンは、自分の楽曲は故人であるベートーベンなど偉大な作曲家たちが墓の中から送ってきてくれたと信じていたそうです。
私たちは、日々、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚などの感覚器官を通じて、多くの情報に接しています。これらの膨大な情報すべてに注意を払っていたのでは、頭が混乱してしまいます。
そのため、必要な情報だけをピックアップするようなフィルター機能が、私たちの脳にはあり、大半の情報は処理されずにすんでいると考えられています。
ところが、クリエイティブな才能を持つ天才たちは、どうもそのフィルター機能が弱いのではないかとされています。
そのため、いろいろな情報を一度に捉えることができます。それがうまく処理されれば、クリエイティブなアイデアが生まれるというわけです。
ところが、一方で、あまりにもいろいろな情報が意識に上るため、そちらに気を取られてしまって、日常生活に必要なことができず、支障をきたすことがあるようです。
統合失調症の方やサヴァン症候群の方では、このフィルター機能が弱いことがわかっています。そのため、過剰な情報にさらされ、その情報処理が十分にできません。その結果として、突飛な発想や幻覚につながるのではないかとされています。
元ネタはこちら
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO54282560T20C13A4000000/
https://www.researchgate.net/publication/253952181_The_Unleashed_Mind
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