痛みに強い人

痛みに強い人Harmonista138

暑い日が続いていますね。先日、久しぶりに家に帰った時には、家の中が何とも言えない凄い状態になっていました。即行で窓を換気したのはいうまでもありません。
こう暑いと室内の冷房の効いた部屋が恋しくなりますが、ヨーロッパの人たちはたとえ暑くても太陽が好きなようでもっぱらお外でご飯が定番のようです。暑さや寒さに強いんですかね。羨ましい限りです。

それはともかく、暑さや寒さだけでなく痛みに関しても人によって感じ方は違います。例えば、アスリートは鍛錬しているためか、痛みに強いのではないかという報告をしている人がいます。

アメリカのウェイク・フォレスト・バプティック医療センターが行ったものです。
健康な成人116人を対象に痛みに対する調査を行っています。
何をしたかというと、50℃のお湯に手をつけてもらい、熱さ(痛み)の度合いを0~10で答えてもらいました。
実は、温度を感じる神経と痛みを感じる神経って同じなんです。

そして、数日後に彼らのMRIを撮って、脳と痛みの感じやすさをの関係を調べました。

すると、痛みに強い人には、ある脳の特徴があることが分かったのです。

脳には、「灰白質」と呼ばれる神経細胞の細胞体が集まった場所とその細胞体から伸びた軸索が束になった「白質」と呼ばれる場所があります。

痛みに強い人は、痛みを与えた時に不快であるということを感じるのに関係している「前帯状回」の灰白質の体積が多かったそうです。

こういう脳の特徴を持つ人は、イメージを結びつけることが得意で、空想にふけったり、注意力が散漫になりやいとも言われています。
つまり、脳内で「痛み」を「勝利」「成功」などに転換して、克服できるのではないか?としていますが、どうなんでしょ?

ちなみに、常に自分が幸せだと感じている人は、痛みにも強いという報告もあります。
まぁ、何はともあれ、自分の身体にあわせて無理はしないようにしていきたいものです。

元ネタはこちら
http://irorio.jp/hinakomoriyama/20130107/42126/

脳とこころの豆知識 ― その他

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です