自分がやらなくてもきっと誰かがやってくれるだろう…そういう気
その場にいる人数が多ければ多いほど、傍観者となり、自ら行動を
これは、1964年にニューヨークで起ったキティ―・ジェノヴィ
この事件はかなり衝撃的で、深夜に自宅アパート前でキティが暴漢
心理学者のラタネとダーリーは、これは目撃者が大勢だからこそ起
学生2名、3名、6名のグループに分けます。
相手の様子がわからないように1人ずつ個室に分け、インターフォ
2名のグループでは全員が行動を起こしたのに対し、6名のグルー
別の類似の実験もあります。アンケート中に密室の部屋で煙が発生
1人の場合、75%の人が報告したのに対し、2人では38%、1
これは、以下の3つの考えによっておこるとされています。
- 多元的無知 – 他者が積極的に行動しないことによって、事態は緊急性を要しないと考える
「みんなが動かないってことは、たいしたことじゃないんじゃない」って思ってしまう - 責任分散 – 他者と同調することで責任や非難が分散されると考える
「みんなもしないんだから、自分もしなくってもいいよね。自分だけの責任じゃないし…」と思う - 評価懸念 – 行動を起こした時、その結果に対して周囲からのネガティブな評価を恐れる
「みんながしてないのに、自分だけしたら変な人って思われるんじゃないかな…」と思う