慣れると脳は省エネモードになる

慣れると脳は省エネモードになるHarmonista94

何か新しいことにチャレンジしていますか?

というのも、いつもの行動というのは、効率がいい代わりに脳にとってはかなり省エネの行動になります。つまり、あまり脳を働かせなくてもできてしまうのです。

自分の経験を考えてもわかると思います。例えば、車の運転です。最初の頃は一つ一つ確認して大変だったのが、次第におしゃべりをしながらでも無意識に身体が勝手に動いて運転するようになります

行動に慣れてくると脳の働きがどうなるのかを調べた実験があります。

被験者は以下の事を指示されます。
「右手で鼻をつまんでください」「左手で右耳をつまみます」
「では、目の前で拍手して左右を入れ替えます」
「次は、二回拍手をして入れ替えます」
「一拍、二拍、三拍…と手を叩く回数を増やしていきます。

これを1分つづけた後、20秒休みます。
これを5回繰り返します。

すると、脳の働きはどうなったと思いますか?

回数を重ねるごとに前頭葉の働きが少なくなっていったのです。
この課題、最初は結構ややこしいですよ。それでも慣れが生じます
あまり考えずにさっさとできる段階です。その時にはもう脳は省エネモードに入っているわけです。

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