先日、Facebook pageに自分の考えだけの記事を書いた時、「こんなの興味ある人いるのかな?」と正直不安になりましたが、いつもよりも多くの方に読んでいただけて嬉しかったです。
ふだんは「多くの人に読んでもらいたい」と思っているのに、いざ、いつもより多くの方が見てくれると「明日、書いたものがつまらないと思われたらどうしよう」という不安も同時に出てくるから不思議ですよね。アクセル踏みながらブレーキ踏んでる気分です。
このように矛盾する感情を持つことを「アンビバレンスの法則」というのだそうです。
でも、誰にでも他人から認められたいという気持ちはありますから、しょうがないですよね。
そういう自分のネガティブな気持ちを見なかったり、無理やり押し込めて行うとだんだんとその気持ちは膨らんでくるとされています。
そして、何に対して不安や怖れを感じるのかということも人によって違います。
私たちが何に対して恐れを抱くのかということが小さい時の経験からのものである可能性も指摘されています。
例えば、赤ちゃんの時には病院を怖がらなかった子供でも、病院へ行くと注射をされるということが続くと、病院を怖いものと記憶し、行くのを嫌がるようになります。
恐怖の学習を赤ちゃんに対して行った実験もあります。まぁ、倫理的にこういう実験をして許されるのか?という問題は、ちょっと置いておくとして…。
ジョン・ワトソン博士が生後11ヶ月のアルバートちゃんに対して行ったものです。
アルバートちゃんの前に、白いネズミを置きます。すると、最初は興味を示して触ろうとします。まあ、赤ちゃんなので、怖いものなしですよね。
そこで、今度はアルバートちゃんが白いネズミに手を伸ばそうとしたその時、アルバートちゃんの後ろで鋼鉄の棒をハンマーで叩いて大きな音を立てます。当然、アルバートちゃんは、ビックリしますよね。
それを何回か繰り返すと、アルバートちゃんは白いネズミを怖がるようになってしまいます。
つまり、アルバートちゃんは、全く関連性のない白いネズミと大きな音がして怖い思いをするということに関連があると学習してしまったわけです。
実は、この実験によってアルバートちゃんが怖がるようになったのは、白いネズミだけじゃなかったんです。白いウサギや毛皮のコートなどそのネズミと似た特徴を持つものまで怖がるようになってしまったのです。
そして、小さい時に植え付けられた怖れの記憶は扁桃体に蓄えられ、大きくなっても記憶されています。ただ、小さい時というのは、海馬がまだ十分には発達していないので、自分が何でそれを怖いと思っているのかわからない可能性があるのです。