先日やっと目覚まし時計を買いました。スマホから離れて
もっと早く買えよって感じですが、いちおう前から小さい
で、結局、一番サイズ的によかったのが、百円ショップに
まぁ、どうせ目覚ましより先に起きることが多いから、安
どうせ同じものを買うなら安い方がいいと思うのが人の常
そのため、は値段が上がるとそれを買う人は少なくなりま
ところが、物を買う理由として、『それを誰かに見せびら
これはアメリカの黄金狂時代に有閑階級でよく見られたそうで、当時の経済学者ヴェブレンが提唱しました。ヴェブレン効果という名前がついています。
例えば、ブランド物を買う時、その商品の値段が高いと、それを手に入れるということ自体に特別な感情が生まれます。つまり、単純な商品の価値だけでなく、めったに手に入れることができないという稀少性や高級感がその商品の値段やそれを手に入れたいという気持ちに影響を与えるのです。
私たちは、どうしても高級車や宝石、高級ブランドなどに対して、『値段が高いもの=良いもの』というふうに捉えてしまう傾向があるようです。
そういう商品に限って言えば、値段を下げることが逆効果になってしまいます。
そして、私たちがついつい高いものの方を選んでしまうもう一つの理由が安心感だそうです。
例えば、商品の情報を十分に知らない場合(一般人にしてみれば高級品ってそうですよね)、高い方が品質は確かだろうと安心感を覚えるそうです。
ここでちょっとケチって失敗したくない…という気持ちがより高いものを選んでしまうというわけです。
ワインを使った面白い実験があります。
同じワインを同じグラスに入れ、別々の値段をつけ、愛好家に飲み比べてもらいます。
一つは10ドル、もう一つには90ドルという値札をつけました。
すると、高い値札を付けた方が満足度が高かったそうです。物は同じなのにですよ。
これと似た実験で、その時に脳の機能がどうなっているのかというのを調べたものもあります。
ワインを飲むと知的快楽を生み出すとされる「内側眼窩前頭皮質」という脳部位が活性化します。
そこで、「5種類のワインを飲み比べてもらう」ということをしました。
そして、試飲前にワインの値段を被験者に教えます。
実はこの時、3種類のワインしか用意していません。その中から適当に5回選んで渡して、飲んでもらいます。教える値段もデタラメです。
そしてその結果ですが、教えられた値段が高ければ高いほど内側眼窩皮質が強く活動したそうです。つまりは値段が高い方が満足したという事です。最初の実験と同じ結果ですね。
人って単純なんです。ついつい値段に騙されちゃうんですね。