カテゴリー別アーカイブ: 人間関係をよくするには

褒めるのが苦手な原因とその対策

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昨日の帰りに英会話に行ってきました。先生を見ていて思うのですが、上手く持ち上げてやる気にさせてくれるのが上手ですよね。おかげで挫折せずにすんでいます。

人との関係をよくしたり、人を育てるためには、褒めることが大切だとされています。
実は、私たちの脳は褒められると喜びを感じます。そのせいかもしれませんが、褒められることで技術の獲得も進むということもわかっています。

褒めることが大切だとわかっていても、人を褒めるのは苦手という人もいますよね。
私も最近は少しましにはなりましたが、実は、褒めるのも褒められるのもあまり得意じゃないです。

では、なかなか人を褒めることができないのはどうしてなのでしょうか?
以下の3つが原因として考えられています。

1) 褒めるポイントを見つけられない
2) 褒めることに照れや抵抗がある
3) 褒め方がわからない

なにか思い当たるものはあったでしょうか?
私の場合は、主に2)が原因です。

そして、原因別の対策が以下の通りです。
褒めるポイントを見つけられない人は、1日1度人の良いところを探す時間を設けましょう。
褒めることに照れや抵抗がある人は、承認されることのメリットとデメリットをリスト化してみましょう。

褒め方がわからない人は、まずは見たままを口にしてみてください。
それに対して相手がコメントを返して来たら、それを使ってさりげなく褒めてみましょう。
その後、質問をすることでさらに会話を進めてみましょう。

例えば、「髪型変えたんですね」と見たままを口にします。相手が「ちょっと気分転換しようと思って」とコメントを返して来たら、「良く似合ってステキです」と褒めます。
さらに「いつもどこで髪を切っているんですか?」と質問し、会話を進めます。

私の場合、特に家族だと今更って感じで、照れくさくってなかなか褒めたりできないんですよね。
まぁ、口に出して言わないと伝わらない事もありますから、トライしてみたいと思います。
まずはメリットデメリットからでしょうか…。なんだかハードル高いな。

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譲り合い

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人の悩みの多くは、人との関わりの中で出てくると言われています。
一見関係のないようなお金の問題や仕事に関する問題のように見えても、本当に本人が悩んでいるのはそれによって生じると思われる人との問題であることさえあります。

それだけ私たち人間は社会性のある動物であると言えるでしょう。
つまり、人間は一人で生きていくということにあまり適しているとは言えません。そういう世界で繁栄していくためには相手を倒す事ではなく、相手と協力し合うことが重要です。

そのためでしょうか、人間と類人猿だけが「譲り合い」という概念を持っているとされています。

ジョージアステート大学の研究者たちが行った実験によると犬やサルは、他の仲間が自分よりも多くのエサをもらうというような不公平な状況に置かれると、怒りを示したり協調的な行動を拒否します。ところが、同じような状況の時、人間と類人猿だけは、その不公平さを受け入れることができるのです。
これは仲間との長期的な関係を求める気持ちからではないかとしています。

でも、いろんな人がいますよね。
相手の事を思いやる人もいれば、自己中心的な人もいます。
これには脳の「扁桃体」という情動を司る場所が関係しているとされています。

ジョージタウン大学の研究者たちによると、相手を思いやることができる人というのは、この扁桃体が自己中心的な人よりも大きく、活動性も高いのだそうです。そういう人たちは、相手の表情から感情を読み取るのがとても上手だということもわかっています。
相手の立場に立って物事を考えられるということですね。

元ネタはこちら
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2761028/Fairness-nature-s-great-divider-Sense-justice-separates-humans-apes-rest-animal-kingdom.html
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2766749/Can-BORN-kind-Scientists-look-brain-patterns-selfless-people-read-emotions-better-most.html

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他人から信頼されるには

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幸せを決める最も重要な要素が人間関係であるといわれています。
プライベートでの人間関係については、誰しも経験的に納得がいくと思いますが、仕事を辞める理由の多くも人間関係であることがわかっています。

では、どうしたらより良い人間関係が築けるのでしょうか?
それには、お互いの信頼の積み重ねが大切です。
つまり、信頼される人であるほうが、良い人間関係を築きやすいということです。

イメージコンサルタントの吉原珠央さんは著書(「また会いたい」と思われる人の38のルール)の中で、信頼される人の共通点として、「思いやりをうまく表現できる」ことを挙げています。
そういう人たちは相手やその場の空気について、いろいろなことを考えています。

昨日の朝、「おはようございます」と誰かにあいさつをする時、何を考えていたでしょうか?
思い出せない人は、無意識に反応してあいさつをしているのかもしれません。
あいさつ一つとっても、相手や状況に応じて意識的に行うのか、それともただ単に無意識に行うのかでは、相手に伝わるものが変わってきます。
その時にどれくらい相手やその場の状況に意識を向けていたのかということが相手にも伝わるのかもしれません。

「思いやりを持って相手に接することが重要だ」ということがよく言われますが、現実の社会では競争をあおられることも少なくありません。
受験があり、就職活動があり、仕事についてからも他社との競争だけでなく、自社内での競争もあるでしょう。ここにある種の矛盾があります。

競争という概念の世界は、どちらかいっぽうだけが豊かになるという発想です。
その中で相手を思いやって行動するということは、自分を犠牲にする、自分を大切にしないという行為になりかねません。自分か相手かどちらかを優先するという世界観です。

「win-win」という言葉も流行りましたが、これからの世界は、競争ではなく、共に豊かになる世界である必要があります。
だからこそコヴィーは、著書『7つの習慣』の中で、「他人に与える人こそもっとも豊かになれる」ということを真に理解することが重要であると強調しています。

思いやりを持って相手に接した場合、当然、相手にそれは伝わります。
そして、相手は「自分を大切に扱ってもらえた」と感じるため、自己承認欲求は満たされます。脳の報酬系が刺激されて、快感が得られるというわけです。
まぁ、端的に言うと、一緒にいて心地よく、楽しく感じるということです。

そして、相手が心地よく楽しんでいてくれるという状況は、当然自分にも戻ってきます。
私たちの脳には、ミラーニューロンというものがあって、相手が楽しんでいると自分も楽しくなるという性質があるからです。
相手を思いやる行為が、結果的に自分を心地よくしてくれるというわけです。

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より良い人間関係は信頼の積み重ねから

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今日、8月9日は長崎原爆忌。
1945年の今日、午前11時頃、米軍のB29爆撃機「ボックスカー」がプルトニウム原爆「ファットマン」を投下し、長崎松山町の500メートル上空で爆発しました。
約7万4千人の罪のない市民が死亡し、約7万5千人が重軽傷を負っています。

あれから69年。当時を知る人たちは少なくなっています。
改めて、今、平和であることの幸せを感じます。

『世界の平和』を願った時、個人レベルでできることを考えると、まずは周りの人との良好な人間関係を築くことが大切なのではないでしょうか?
どんな人であったとしても、自分1人でだけで生きているわけではありません。身近なところから始めることで、それが大きなものへと変化していくような気がします。

では、周りの人たちとより良い人間関係を築いていくには、どうしたらよいのでしょうか?
スティーブン・R・コヴィ-は、『7つの習慣』の中で、「人間関係づくりに最も大切な要素は、私たちが何を言うか、何をするかということではなく、私たちがどういう人間であるのかということである」と言っています。

つまり、人としての基礎体力である「信頼の積み重ね」が最も大切であるということです。
交渉術や会話術というテクニックだけに捉われていたのでは、表面的な人間関係はできても、よりよい人間関係を築き上げるのは難しいというわけです。

では、「信頼の積み重ね」のために重要なこととは何でしょう?
コヴィーは以下の6つを挙げています。
① 相手の価値観・重視していることを理解する
② 小さな心遣いや礼儀を大切にする
③ 約束を守る
④ お互いが期待することを明確にする
⑤ 誠実さを示す
⑥ 過ちは誠意を持って謝る

私たちが、相手の価値観や重視していることを理解しようと思うと、相手に対して興味を持つ必要があります。
そして、相手に対して興味を持って接したとき、相手も私たちに好意を抱いてくれる可能性が高まります。

というのも、人は興味のある対象を見つめる時には、交感神経が活発になって瞳孔がわずかに開きます。この瞳孔が少し開いた状態というのは、相手にとっても魅力的に映るのです。

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情緒的安心感が思いやりを育てる

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明日、認知症の方とのコミュニケーション術、バリデーションのセミナーに行ってきます。

先日行ってきた新しい認知症ケアである『ユマニチュード』もそうですが、認知機能が低下した相手の立場を理解し、どういうふうに接したら『大切にされていると感じるのか』という技法になります。

バリデーションはコミュニケーションに焦点が当たっており、ユマニチュードはケアに焦点が当たっているという感じでしょうか?
認知症の方の中には、周辺症状と呼ばれるいろいろな問題行動を起こす方も多いのですが、その方たちなりに理由がある場合も多いというのが基本的な考え方です。
そのため、自分が大切にされていると感じることで、問題行動が減るとされています。

これは、もともと人が思いやりを持って行動するかどうかというのが、その人自身の情緒的安心感のあり方と関係があるとされていることからも説明ができると思います。

必要な時に当てにできる人がいると感じている情緒的に安定した人は、他者の苦しみに敏感で、気づくだけではなく、軽減してあげようとする傾向が強いということが言われています。
逆に、頼りにできる人がいない、安心できる場所がないと感じている人は、自己移入や共感ができにくい傾向にあります。

つまり、自分が大切にされていると感じることで情緒的にも安定し、思いやりも持てるようになるということです。
認知機能がしっかりしている時には、毎回それを確認する必要はないのかもしれませんが、子どもや高齢者では『自分が大切にされている』という感覚をリアルタイムで感じる必要があるのかもしれません。

これは、家族とのふれあいや団らんで増えるとされる、幸せホルモンである「オキシトシン」が
社会性行動に重要である点とあわせて考えると面白いことだと思います。

ユマニチュード
公認日本バリデーション協会

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苦手な人ほど褒めてみよう~アロンソン不貞の法則~

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人はそれぞれ得意なことや苦手なことがあります。例えば、私は続けるということは得意なのですが、逆に今やっていることを止めるということやいったん決めたことを変更するということはとても苦手です。ある意味、柔軟性に乏しいとも言えます。

こういったように人ぞれぞれが持つ個性というものがあるわけですが、当然、そのために人の相性、好き嫌いができてきます。おそらく全く苦手な人はいないといった人の方は、本当に少ないのではないでしょうか?

私もそうですが、苦手な人に対してはついつい距離をおいてしまいがちになります。
しかし、実は苦手な人に対してこそ相手の良いところを見つけ褒めるということが効果的だそうです。

これは、「アロンソン不貞の法則」と呼ばれています。人というのは、どうも親しい人からよりもあまりなじみのない人から褒められる方がうれしいと感じるそうなのです。

これは、初めはうれしいと感じたことも何回も続くと嬉しいと感じなくなってしまうという脳の特性を考えてみても納得がいくものかもしれません。

とはいっても、私も苦手なタイプの人にわざわざ話しかけるのも人を褒めるのもあまり得意ではないのですが…。最初、ちょっと苦手かも…と思っていた人が話してみると意外とおもしろかったりすることもあるので、勇気を出して試してみるのもいいかもしれませんね。

元ネタはこちら
http://lifestyle.jp.msn.com/life/love/mynaviwoman/%e8%8b%a6%e6%89%8b%e3%81%aa%e7%9b%b8%e6%89%8b%e3%81%a0%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%93%e3%81%9d%e8%a4%92%e3%82%81%e3%82%8b%e3%81%b9%e3%81%8d%e7%9b%b8%e6%89%8b%e3%81%ae%e5%bf%83%e3%82%92%e9%96%8b%e3%81%8b%e3%81%9b%e3%82%8b%e3%80%8c%e3%82%a2%e3%83%ad%e3%83%b3%e3%82%bd%e3%83%b3%e3%81%ae%e4%b8%8d%e8%b2%9e%e3%81%ae%e6%b3%95%e5%89%87%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f

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障害があるほど好きになる~ロミオとジュリエット効果~

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昨年末にFBで見かけたこたつ関連グッズ、別名『ダメ人間ホイホイ』が気になる今日この頃(http://matome.naver.jp/…/21415525669202…/2141565173836476803)。あぁ、でも買ったら最後、冬眠に入って出られなくなる気がします。
先日、バイト先で事務員さんにも「買っちゃだめですよ」と諭されました。

ダメだと言われるとよけい気になるのが人間の心理。
なぜか「してはいけない」と言われるとやってみたくなったり、限定品やレアものほど欲しくなったりします。

これは、恋愛でも同じです。
、「恋人同士の間には何かしら障害がある方が、より恋愛感情が高まる」と言われています。
その名も「ロミオとジュリエット効果」。そのまんまですね。

1972年に心理学者Richard Driscollが提唱した理論です。
140組のカップルを対象にアンケート調査を行いました。に恋愛の満足度に関するアンケート調査を実施したのですが、双方の親が2人の関係を反対していると感じているカップルほど、お互いの恋愛の満足度が高かったという結果を報告しています。

何かを禁止されたり、手に入らないものほどおもしろく魅力的に感じてしまうんですね。
ダメと言われるとしたくなる。ないと言われるとほしくなる。

残念ながらその効果は、手に入れた後長くは続かないようですが…。
一節には、数週間~数カ月だとか。

元ネタはこちら
http://psycnet.apa.org/psycinfo/1973-04399-001

朱に交われば赤くなる?!~カメレオン効果~

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「朱に交われば赤くなる」という諺もありますが、
どうも私たちは知らず知らず周りの人からの影響を受けているようです。

無意識のうちに一緒にいる人姿勢、クセ、表情をまねる傾向があるのです。
これはカメレオン効果と呼ばれています。

1999年にChartrand博士とBargh博士は、カメレオン効果について詳細に調べています。
実験に参加した78名は 「実験関係者と単におしゃべりをするよう」 指示されています。
実は、この関係者は 「会話を通してしぐさを変える」 よう指示されています。
参加者と話をしている間に笑ったり、顔に触ったり、足を揺らしたりします。

すると、参加者たちは、全く赤の他人である関係者のしぐさを自然にまねしたのです。相手がそういうしぐさをしているということを意識していないにもかかわらずです。
これは、実験協力者が笑顔であってもなくても関係はなかったそうです。
その後の実験で、まねるのは身振り手振りだけでなく、その速度もまねることが分かっています。

それ以外にも、私たちは一緒に食事をする人の摂食行動までまねをしています。
食べる動作だけではなくて、相手が食べる量によって、自分が食べる量が増えたり減ったりするようです。そしてこれは、満腹でも24時間の絶食後でも変わらなかったそうです。

人を真似するこの能力は、生後2週間たったころには観察されています。そのころには、瞬きをしたり、舌を出したり、感情らしいものが顔に出たりと、顔の動きをある程度まねします。「学ぶ」という語源が「まねぶ」とあるように、この真似をするという行動は、技術の習得にはとても重要になってきます。
また、それ以外の効果もあります。

聞いたことがある方もいると思いますが、相手の行動を気づかれない程度にこっそりまねしたとき、その人に対する好感度があがるということが分かっています。これは、神経言語プログラミング (NLP) という心理学でも、相互の信頼関係(ラポール)を築くための手法(ミラーリング)として紹介されています。

さりげなく相手にまねされると、相手の意見に賛同しやすくなるとされています。
実際、まねをした相手が炭酸飲料のセールスマンの場合、その炭酸飲料を高く評価し、やり取り中にそれを飲む回数が増えるそうです。
さらには、注文をお客の言った言葉のまま復唱したウェイトレスのほうが、別の言葉に置き換えたウェイトレスよりもチップを多くもらったという報告もあります。

脳の取扱説明書 p138

http://buzzmag.jp/archives/13221

Chartrand, T.L. & Bargh J.A. (1999). The chameleon effect: The perception-behavior link and social interaction. Journal of Personality and social Psychology, 76(6), 893-910

脳とこころの豆知識 - 認識できるのは潜在意識のごく一部

運のいい人は自分を大切に扱う~割れ窓理論~

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自分のことを大切に扱うことは重要です。
脳科学者である中野信子さんもその著書『科学がつきとめた「運がいい人」』の中で「運のいい人は自分を大切に扱う」ということを言っています。

私たちは、どうしても自分に対して厳しくなりがちです。
一見、自分に対して甘いように見えていたとしても、心の中では自分のことを責めているということもあるでしょう

「割れ窓理論」って聞いたことがありますか?
アメリカの犯罪学者ジェームズ・ウィルソンとジョージ・ケリングが発案した理論で、1つの割れた窓を放っておくと、誰もがこの地域に関心を払っていないというサインになり、やがてすべての窓が壊されるというものです。
それが、ほんの軽い犯罪のもととなり、やがては凶悪な犯罪を生み出す結果となるというのです。
というのも、人にはある特定の秩序の乱れがあるとそれに同調してしまうところがあるようです。

つまりゴミひとつ落ちていないキレイな道にポイ捨てするのは気がひけるけど、ごみがたくさん落ちている道のわきなら「1個くらいなら捨ててもまぁいいかぁ」という気になってしまうという事です。

実際に効果を発揮したニューヨークの地下鉄の治安改善は、この理論をもとに、落書きを消し、軽微な犯罪を徹底的に取り締まるということから始めたそうです。

そして、それが人に対しても起こるというのです。
どういうことかというと、自分自身のことを大切にしている人を粗末に扱うのは抵抗があるけれど、自分で自分自身を粗末に扱っている人に対しては、こちらも粗末に扱っていいような気がしてくるということです。

身なりのいい人に対して、思わず敬語を使ってしまったというのはよくある話です。
逆にあまり自分自身のことを構わず、「どうせ私なんか…」と言っている人に対してはどうでしょう。

そして、自分のことよりも他人を優先していろいろ引き受けてくれる人には、何か困ったことがあると悪いなぁと思いながらもついつい頼みごとをしてしまいがちです。
そのことには、もちろん良い面もありますが、度が過ぎて自分のことをないがしろにしているようであれば問題です。それは、明らかに自分のことを大切していないということです。

以前に聞いた対人関係療法の第一人者である水島広子さんがされた「女性のエンパワーメントに必要なこと」という講演で、「エンパワーメントの本質は癒しです。自分に傷があることを認め、自分に優しくすることが大切です」という話がありました。

なんだか人に大切にされていない…と思っているとしたら、「自分を大切にしているだろうか?」と見直してみるのもいいかもしれません。意外と自分よりも他人を優先していたり、自分自身を傷つけるようなことをしているかもしれません。

実際に親切にされる立場に立ってみても、自分が満たされている人に余力でされた方が受け取りやすいですしね。

脳とこころの豆知識 - 人間関係をよくするには

見たことがある人に好感を抱く

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人は、慣れた環境や見たことのある人に安心感を覚えるようです。
社会心理学者ロバート・ザイアンスによると、人は覚えていなかったとしても過去に見たことがあるものを好むという傾向があるそうです。
これは、人に対しても同様です。その人に会ったことがあるかどうかで反応が変わってしまいます。

被験者にいくつかの顔をほんの一瞬だけ見せます。
そして、その後でたくさんの顔に関して、好ましさを評価してもらいます。
最初に見た顔は、ほんの一瞬だけだったので、どの顔を見たかは覚えていませんでした。
ところが、それにもかかわらず、初めての顔より見たはずの顔の方を好ましいと判断したそうです。

もう少し手の込んだ実験もあります。
詩を読んでもらい、その詩の作者が女性か男性かを被験者、A、Bの3人で話し合ってもらいます。AとBは実験の協力者です。

被験者にはあらかじめ、Aを含めていくつかの顔を見せておきます
そして、話し合いでは、AとBの意見が対立するようにして、最終決定を被験者にゆだねます。そうすると被験者は最初に顔を見せられたAに賛同する傾向にあったそうです。

実際に顔を合わせるって大切なんですね。
私たちは、慣れ親しんだものを好む傾向にあります。無意識で知らないものに対しては怖れを持ってしまいます。
これが変わりたいと思っても変われない要因の一つかもしれません

新しい環境は、慣れるまでは、ちょっとストレスに感じることもあるかもしれませんが、自分を成長させるチャンスでもありますよね

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