幸せになるお金の使い方

幸せになるお金の使い方Harmonista

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【目次】
1.幸せになるお金の使い方の8つの法則
2.幸せにつながる買い物のしかたとは
3.経験は大切な宝物
4.今を楽しむ
5.お金で幸せは買えるのか?


1.幸せになるお金の使い方の8つの法則

私たちの生活と密接につながっているお金。
でも、その使い方次第で幸せになれるかどうかが変わってしまうようです。
ハーバード大学の心理学者Elizabeth DunnとDaniel Gilbertらは、お金を正しく使わないとお金は幸せをもたらさないと言っています。
彼女たちが行った調査によると幸せになるお金の使い方には、以下の8つの法則があるそうです。

1) 物より経験を買う
2) 自分でなく他人のために使う
3) 1つの大きなことよりたくさんの小さなことに使う
4) 保険にあまりお金をかけない
5) 今すぐ支払って後で消費する
6) 物を買う時には本当に欲しいものかどうかを考える
7) 買うものを比較しない
8) 友人に尋ねる

2.幸せにつながる買い物のしかたとは

私たち人間は社会的動物です。
そのため私たちの幸せは社会的つながりによってもたらされます
実際、他人のためにお金を使うと脳の報酬系が活発になる、つまり快感を生じるそうです。

そして、残念なことに良いにつけ悪いにつけ、今ある状況に適応してしまいます。
高価なものを買ったとしても、すぐにそれは当たり前のものになってしまい、いつまでも私たちを幸せにしてくれるわけではありません。
そのため、小さなものを何回か買う方が幸せにつながることが多いそうです。

同じような理由で、保険の保障を大きくするということはそれほど重要ではありません。
それよりは、自分が本当に欲しいものかどうかを見極め、それを手に入れることにお金を使うほうがより幸せになれます。

そして、迷った時には友人に聞いてみるというのも手です
意外と友人のほうが自分のことをわかっているということもあります。
それに、自分だと今までの枠に縛られるということも。
案外、本人よりも楽しい日常を過ごすために必要なアイデアをもっているのかもしれません。

3.経験は大切な宝物

「物を買うより経験を買う方が幸せ度が高い」ということが言われています。
とはいっても、後のことを考えるとそのときの一瞬の楽しみよりも、形として後に残るもののほうがその後もずっと楽しめてお得なような気もします。

実際にそう考える人も多いようで、San Francisco State Universitが行った研究によると、人は、「幸せ度」を高めようとすると「経験」を、「経済価値」を高めようとすると「物」を選ぶ傾向があるそうです。
1000人以上のアメリカ人を対象に行った調査によると57%もの人が旅行やコンサートなど経験にお金を使うことの方が車や電化製品など物質的なものにお金を使うよりも幸せを感じたと答えました。

「今この瞬間」よりも「先々のこと」を考える人が多いのでしょうか、「経験」を買った方が幸せを感じるとわかっていたとしても「物を買った方がお金の価値は持続する」と考えて、物を買うほうを選ぶ人が多かったのです。
コンサートのチケットやイベントなど一瞬の楽しみよりもステキなカバンや洋服など後に残るもののほうを選んでしまうのです。

4.今を楽しむ

では、本当に「物」を買った方が、お金の価値は持続したのでしょうか?
お金の価値をその行為によってどれくらい幸せが続くのかという観点から考えるのであれば、答えは「No」です。

「経済価値」ばかり優先させてしまうと、お金を使った後に感じる幸せ度がとても低いことが分かっています。
経験を通して幸せを高めるようなことにお金を使った人の方が幸せが長く続いていたそうです。
経験は確かに「物」としては残らないかもしれません。
それでも私たちの「心」にはしっかりと残っていたということなのでしょう。

5.お金で幸せは買えるのか?

今までの何十年ものお金と幸せとの関係に関する研究から、「お金で幸せは買える。ただそれは私たちが思っている幸せよりはるかに小さい。全く幸せを感じていないなら、それはお金の使い方を間違っているせいだ」というふうに言われています。

物を買うことが今を楽しんでいないといっているわけではありません。
お気に入りのものを見つけて手にしたときに幸せを感じるのであれば、それはいいでしょう。
しかし、それほど気に入ってはいないけど、お得感に意識が向いて買ってしまうというのは問題かもしれません。
幸せになるお金の使い方をしたいものです。

Elizabeth W et. al. If money doesn’t make you happy, then you probably aren’t spending it right: Journal of Consumer Psychology 21 (2011) 115–125

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