運動技能を身につける方法~教師あり学習と強化学習~

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私たちが、運動の技能を身につける方法には、「教師あり学習」と「強化学習」という2つの方法があります。
「教師あり学習」は、なにかお手本となるものがあり、それと同じ運動を行おうと意図する方法です。
そして、「強化学習」は、行った運動の結果がもたらす成功(報酬)をできるだけ増やしていこうとする方法です。

「教師あり学習」では、お手本と実際の運動との差を少なくしていきます。
例えば、楽器を習う時、先生が見せる見本とできるだけ同じことをしようとすることで、学習が進みます。

このようなエラーに基づいた運動学習に欠かせないのが、運動学習・記憶にかかわっている小脳です。
小脳は、運動前野との連携が強いとされています。運動前野は、運動の開始や順序などをプログラミングしています。そして、小脳神経回路シナプスに、運動記憶が蓄えられます。

「強化学習」では、より良い結果をもたらそうとして、運動様式を向上させていきます。
たとえば、野球の遠投などでより効果的なフォームを学習することで、飛距離という報酬を最大限に獲得しようとします。

このような運動の適切性に関与し、結果の良しあしで報酬が決まる運動学習に重要となるのが「大脳基底核」です。
大脳基底核は、補足運動野との連携が強いとされています。補足運動野は、運動のプログラミングや両側の協調運動に関わっています。

これら2つの学習の機構は、相反するものではないそうです。
1つの学習課程においてこの2つが共同で働きます。

まぁ、運動の学習のメカニズムはどうあれ、常日頃の練習が最も重要なのです。
ただし、適度な休憩も、運動学習を長期化するためには必要です。
というのも、休憩中に記憶が固定化するのです。

脳の取扱説明書 p92

脳とこころの豆知識 - 運動

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