能力発揮のコツ

能力発揮のコツHarmonista61

私たちは実際に持っている能力をすべて使っているわけではありません。
自分でも知らないうちに自分自身に制限をかけてしまっているのです。

【目次】
1. 限界は自分で作っている⁈
2. 自信を持てればきれいになれる

3. 成功の秘訣は自信を持つこと
4. 自信を持つことで成績が上がる
5. 自己肯定することでIQが上がる
6. パワーポーズで自信をつける


1. 限界は自分で作っている⁈

何かやりたいと思った時に、『どうせ私には無理』と思ってあきらめたことはないですか?

自分で『限界を設けること』が、逆に限界を作ってしまうという事を示す実験があります。

アメリカのカリフォルニア州スタンフォード大学で行われた実験です。
学生を2つのグループに分けます。
一方のグループには、「人の精神力には限界がある」という説についてレクチャーをします。
そして、もう一方のグループには、「人の精神力には限界がない」という説についてレクチャーをします。それぞれを信じ込ませてから、集中力が必要となる作業をしてもらいます。
すると、「人の精神力には限界がない」という説を信じた学生の方が、はるかに高い実績を上げたそうです。

さらにおもしろいのが、「人の精神力には限界がある」と思っている学生は、「自分次第でどうにでもなる」と思っている学生に比べて、ジャンクフードの誘惑に負けて食べてしまう人が24%も多く、やるべきことを先送りにしてしまう人も35%も多かったそうです。

そして、実はこの実験を行う前はというと、ほとんどの学生は「精神力や集中力には限界があるから、時々休憩した方がいい」という説を、元から信じていました。
ところが、精神力には限界はないのだということを教わることで、集中力が必要な作業でも、これまで以上の力を発揮したというのです。

つまり、自分の信じていることが、自分の行動やパフォーマンスにも影響を与えているということです。

Ego depletion-Is it all in your head?
Implicid theories about willpower affect self-regulation
http://pss.sagepub.com/content/early/2010/09/28/0956797610384745

2. 自信を持てればきれいになれる

以前に、Facebookでダヴの「リアル・ビューティー・キャンペーン」の一貫として作成された動画を見ました。
http://news.livedoor.com/article/detail/8781001/

自分にコンプレックスのある女性に、2週間貼るだけで美容効果があるというパッチを貼ってもらって、毎日ビデオダイアリーを撮影するというものです。

ネタバレしてしまえば、そのパッチには何の成分も含まれていません。
ところが、その何の効果もないはずのパッチが驚くべき効果をもたらします。
美しくなれるという暗示にかかり、自分に自信を持ってキレイになっていったのです。

つまりは、それだけ自分に自信を持つということがパワフルだということです。
私たちは、ついつい自分に対して厳しくなることがあります。
しかし、それは自分にある可能性を自分で狭めてしまっている可能性があるのです。

3. 成功の秘訣は自信を持つこと

成功するためには、「プラスの自己イメージ」を持つ…つまり、自分の能力に自信を持つということが重要だといわれています。
心理学者で哲学者でもあるウィリアム・ジェームスにいたっては、「人間が失敗する唯一の理由は、自分に自信が持てないことだ」とまで言っています。

実際、自信のある人はそうでない人より、より良い職業につき、より良い業績をあげられるという報告があります。

ペンシルベニア大学のマーチン・セリグマン教授が大手生命保険会社の営業マンを対象に行った調査です。
自分は成功すると思っているかどうかと売上との関係について調べました。
結果はというと、自分は成功すると思っている人の売り上げは、そうでない人の売り上げより37%も多かったのです。

とはいっても、成績が良かったから自信がついたんじゃないの? と疑いたくなりますよね。
しかし、自信を持つことが能力発揮に関係するということを示す実験があります。

4. 自信を持つことで成績が上がる

名門大学に通うアメリカ人の女子大学生に対象に行っています。
メンタルローテーションタスクといって、一つの図形を提示し、それと同じ形の図形(回転して示されている)を選んでもらいます。

一般的にこの図形を回転させる問題は、女性よりも男性の方が得意とされています。
そこで、実は、この実験を行う前に女子大生にアンケートに答えてもらっています。

このアンケートで性別を質問された場合には、正答率は男子学生の64%しかありませんでした。
ところが、所属大学を質問された場合には、正答率は男子学生の86%まで上がったそうです。

これは、事前のアンケートによって、自分に対するイメージが変わり、それが成績に影響を与えたのではないかと考えられます。
つまり、図形の回転問題が苦手であるというイメージを持つのか、名門大学に所属している優秀な人物であるというイメージを持つのか…要するに、自分に対して自信を持って試験を受けるかどうかが成績に影響するということです。

自信を持つことが成功につながる理由として、自分に自信を持つことで、自分の持つ能力に制限をかけることなく、能力を十分に発揮できるのではないか?としています。

5. 自己肯定することでIQが上がる

私たちは自分で自分に制限をかけているのでしょうか。
「自己肯定することで、IQがあがる」ということがいわれています。
カナダ・ブリティッシュコロンビア大学、米プリンストン大学、米ワシントン大学が行った研究です。
ニュージャージーの貧困層への配給所に2年以上通う150人を対象に行っています。
自分が過去に達成したことを思い出し、それについて語り、録音した後に、知能テストを行いました。
すると、自分を肯定することで、認知能力が向上したのです。

IQは、10ポイントも上昇。
それだけではありません。能力が高くなることで生活のクオリティまで改善したというのです。
今までは、困ったときに人に自分の状況を知らせる事すら思いつかなかった人たちが、自分から地方自治体の援助サービスを探そうとする意欲まで出てきたそうです。

つまり、自分自身を肯定するというとてもシンプルなことが、彼らにとって絶大な効果があることを示しています。

ところが、この現象は裕福な環境の人にはみられなかったそうです。
貧困層の人は、それだけ自己肯定感が低いということなのかもしれません。
そのため、それを是正することで、本来の能力を発揮できるようになったのでしょう。

日本人は、謙虚であることを美徳としています。
そのため、貧困層でない人達の中にも、自分に対する評価が低いことが少なくありません。
つまり、本来持っている自分の能力を十分に発揮できていない可能性があるのです。

自意識過剰になる必要性はありませんが、もう少し自分のことを認めてあげることが能力発揮の鍵になるかもしれません。

元ネタはこちら
Self-Affirmation Could Give People In Poverty Added Mental Boost, Study Suggests
http://www.huffingtonpost.com/2013/12/25/self-affirmation-poverty-mental-boost_n_4461718.html

Boosting Self-worth can couteract cognitive effects of poverty.

Boosting Self-Worth Can Counteract Cognitive Effects of Poverty

6. パワーポーズで自信をつける

そうはいってもいきなり「プラスの自己イメージ」を持とうと思ってもハードルが高いこともあるでしょう。
実際、自分にネガティブなイメージが出てきたときに、むりやりポジティブに変換しようと思っても逆効果のことがあります。
そういうときには、少し胸を張って姿勢を正してみるのもいいかもしれません。
脳は意外と単純なものです。少しの気分くらいであれば、姿勢で変わってしまいます。

できれば自分で自分の足を引っ張るようなことはやめたいものです。

脳とこころの豆知識 ― ビジネス - なりたい自分になる

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