イメージトレーニング

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技術を獲得するうえで、イメージトレーニングの重要性が言われています。
では、イメージトレーニングは、実際どれくらい効果があるのでしょうか?

NASAの元研究者であるチャールズ・ガーフィールド博士が、ロシア人の競技者が参加したある研究について興味深い話をしています。

競技者は4つのグループに分けられます。
第一のグループ: トレーニング時間を100%実際のトレーニングに費やす
第二のグループ: トレーニング時間の75%を実際のトレーニングに、25%をイメージトレーニングに費やす
第三のグループ: トレーニングとイメージトレーニング半々
第四のグループ: トレーニング時間の25%を実際のトレーニングに、75%をイメージトレーニングに費やす

そして、1980年冬季オリンピック…もっとも成績が伸びたのは、どのグループだったと思いますか?
実は、第四のグループがもっとも成績が伸びたのだそうです。
次いで、第三、第二、第一の順だったそうです。
つまり、イメージトレーニングにかける割合が大きかった方が成績が伸びたということです。

これは、どうしてなのでしょうか?
私たちは、イメージを行うことで実際行ったのと同じ脳の部位が活性化することがわかっています。つまり、自分が望むパフォーマンスをはっきりイメージするということは、とても重要なことなのです。そうすることで、身体までがそれに反応するのです。

チャールズ ガーフィールドは、「最高のパフォーマンスを披露した選手たちをインタビューしてわかったのは、みんな、練習の時も、実際の競技の時も何らかの形で精神的なリハーサルを行っているという事である。」と言っています。

では、実際、イメージした時に私たちの身体はどういう反応をしているのでしょうか?

1992年にYueとColeは、被験者に運動イメージ上だけで筋力トレーニングを行ってもらうと被験者の最大筋力が上昇することを報告しています。
そして、運動をイメージている時、私たちの脳は実際の運動をシュミレートしています。

それを裏付けるかのような報告が多くあります。
Decetyらは、トレッドミル上を走るイメージをしたところ、心拍数や呼吸数が上昇したことから自律神経活動が実際の運動同様に変化していると考えました。

イメージトレーニング中には筋収縮を引き起こす脊髄の運動ニューロンの興奮性も変化するそうですよ。
脳も実際運動を行っている時と同じ領域(一次運動野、補足運動野、運動前野、小脳、大脳基底核)が活動します。
実際の運動中と同じような生々しい運動感覚を生じるという報告さえあります。

脳とこころの豆知識 - 運動

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