よそ者を怖れるわけ

よそ者を怖れるわけHarmonista98

初めての人に会うときというのは、誰しも多少は緊張するものです。
これは、ある意味動物の持つ本能なのかもしれません。

というのも、霊長類には、よそ者に対する恐れがあるといわれています。
そのため、集団生活をしているニホンザルの群れに新参者が入ることは、なかなか難しいそうです。

というのも、サルやチンパンジーなどでは、人ほど前頭葉が発達していません。
前頭葉は、複雑な思考や意識的な判断、内省にかかわっているとされています。
そのためなのか、サルやチンパンジーなどでは理性的に行動するのではなく、怖れに支配されて行動し、よそ者に対してひどく冷酷になりうるようです。

それがたとえ、エサをとりに行ったり、外敵から身を守ったりする必要もない動物園という人工的な環境であってさえもです。
結果、すでに出来上がっている社会集団の中に新しい大人のオスを入れることは極端に難しくなります。

よそ者に対する恐れは、生まれてから学習されたところもありますが、おそらく生まれながらにして持っているものではないかと考えられています。
前頭葉が発達している人の場合では、よそ者が入ってきたとしても、理性的にむやみに争うことなく、社会生活を送ることもできますが、おそらく人にも同じようによそ者に対する恐れがあるのではないかといわれています。

特に、相手が怒っている顔をしているときには、その恐れはいっそう強くなるようです。それがたとえ、自分が相手が怒っている表情をしているとわからないようなサブリミナル画像であっても現れるそうです。

確かに、お互いがすごく仲の良いグループに、後から一人ではいっていくというのは、なんとなく勇気が要りますよね。
私たちが、何回もあっている人や物に好意を抱くようになるのは、もしかすると、この人は安全な人だということをだんだんと学習していくからなのかもしれません。

脳とこころの豆知識 - 人間関係をよくするには

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