周りの意見に左右されてしまう~ハーティング効果~

周りの意見に左右されてしまう~ハーティング効果~Harmonista87

私たちには、「集団と同じことをしていれば安心感を得られる」という性質があります。
そのため、周りの人と同じ行動をとろうとします。それは、明らかに間違っていると気づいていても同じだそうです

ハーディング効果といつ名前がついています。
集団から外れた行動をとりたくないという傾向もあり、そのため特定の集団に属する人の風貌や思考が似てきます。ことわざにも「朱に染まれば赤くなる」というのがありますよね。

社会学者のソロモン・アッシュが行った面白い実験(アッシュの実験)があります。

テーブルの周りに7~9人座ってもらい、視覚的判断の実験をすることを伝えます。
そして、18対のカードを見せます。一方に描かれた3本の線のうち、もう一方のカードの線と同じ長さのものはどれかを1人ずつ順番に大きな声で回答してもらいます。

この問題は、1人でこの問題を行ってもらった場合には、ほとんど誰も間違えることはないくらい簡単なものにしてあります。

実は、1人を除いて残りの参加者はサクラです。
本当の被験者は、常に最後にこたえる位置に座り、他の人の回答を聞いた後で判断するようになっています。
そして、サクラにはあらかじめ18問中12問で、同じ誤った答えを言うように指示しています。

すると、本当の被験者の約37%が他の参加者と同じ回答をしたそうです。
3分の1以上もの人が、他の参加者に同調して、明らかに間違いだとわかる回答をしたということです。

明らかに間違いだとわかる場合でさえ、この結果…。
ちょっと迷うような問題だったら、もっと周りにあわせちゃうってことなのかも。

Asch, S.E. (1940) Studies in the principles of judgements and attitudes: Ⅱ. Determination of judgements by group and ego standards. Journal of Social Psychology, 12, 433-465
http://switch-dec.com/peer-pressure-1321.html
アッシュの実験カードはこちら
http://psychological-jp.com/analysis2/p2.html

脳とこころの豆知識 ― 不合理な行動

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