自分が変われば相手も変わる

自分が変われば相手も変わるHarmonista44

私たちは、お互いに知らず知らずのうちに影響を与え合っています。
『言葉ではなく、行動で示せ』ということがよくいわれるように、口で相手に諭すよりも自分の在り方を見せること、つまり日頃の行動で示すほうが相手に与える影響は大きいようです。

ニューヨーク州立大学のdeTurck MA博士が行った実験があります。
126人の大学生に、新製品のオーブンクリーナーを試しに使わせてから、評価させました。
ただし、一緒に参加している学生の一部はサクラで、その学生たちが本物の被験者よりも先に試します。

そして、サクラの学生がオーブンを触る前に安全手袋をつけた場合とつけなかった場合に、本当の被験者の学生がどういう行動をとるかを比べます。
危険!!というメッセージを張りだしたり、伝えたりするのが有効かどうか、という事も調べられました。

それで、結果はというと…
サクラが参加者の前で安全手袋をはめた場合、その後の参加者の97.5%が安全手袋をはめたのに対し、サクラが安全手袋をつけなかった場合は、その後の参加者の36.4%しか安全手袋をつけなかったそうです。
これは、サクラが親しい人かどうかとうことには関係ありませんでした。
残念ながら、警告のメッセージや伝言には効果がなかったようです。

これはなぜなのでしょう?
私たちの脳にあるミラーニューロンの機能から考えると説明できるかもしれません。
このニューロンがあるため、私たちはもともと人の行動を模倣しやすい性質があります。
そして、こういう性質があるおかげで、小さい時から親など大人のまねをし、いろいろなことを学習できるのです。

つまり、他人を説得したいと思った時、その人に何を言うかではなく、自分がその人といる時にどういう行動をとっているかということのほうが重要であるということです。

脳とこころの豆知識 - 人間関係をよくするには

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