マネをされると周りに優しくなる

マネをされると周りに優しくなるHarmonista1

ようやく暖かくなってきましたね。
仕事でいろいろなお宅にお邪魔することが多いのですが、時々、「似たもの夫婦」という言葉がぴったりのご夫婦にお会いすることがあります。気のせいか、顔まで似てるように見えるんですよね。

「朱に交われば赤くなる」という諺もありますが、相手に親しみを感じたときに相手の動作を真似しやすくなるとされています。
そして、おもしろいことにその逆、つまり、相手の動作をまねると好感をもたれやすいということも証明されています。もちろん、わざとらしいのはだめですよ。相手に気づかれない程度にさりげなくということが大切です。
さらに、まねをされた相手は、単に真似をした相手に好感を抱くだけではなく、その周囲の人に対して優しくなるそうです。

被験者は、事務所に入り、机の前に座ります。
対面する形で実験者が座っています。実験者は、被験者に雑誌広告について言葉で説明して評価するよう伝えます。実験者は、その際、5分ほどさりげなく、相手の動作をまねます。実験者は、被験者にあわせて、前かがみになったり、後ろに持たれたり、腕を組んだりします。被験者は、真似されたことには全く気付いていません。

そして、ここからが実験本番です。
実験者は、被験者に「次の実験では別の実験車に従って別の実験をしてもらいます」と告げ、退室します。そして、別の実験者が入ってくるわけですが、この人が机に向かって歩いてくるときに「ふと」持っていたペンをぱらぱらと落してしまいます。
で、ペンを拾うのを手伝ってくれるかどうかをみたんですね。
すると、先ほど別の実験者に真似された人の方が、2倍もペンを拾うのを手伝ってくれたそうです。

つまりは、真似をした本人だけでなく、他の人に対しても前向きな行動をとりやすくなる…ということです。
真似をされた被験者の方が80パーセントの確率で、お金を慈善事業に寄付しようとしたという報告もあるそうです

なぜ、こういうことが起るのでしょうか?
この答えの鍵は、どういう時に人は無意識に相手のまねをしやすいのか?という所にあると推察されています。

人は真心のこもったやり取りをしようとしている時により相手のまねをしやすい…という事がわかっています。やり取りの前にサブリミナルで「仲間」「いっしょ」といった言葉を提示した場合、より相手のまねをするようになったという報告もあります。
相手と自分との間に社会文化的共通点が多いと感じると、その相手をよりまねするというデータもあるそうです。

つまりは、もともと相手をまねるという行動は、より親しみを感じた時に出やすいという事です。
そのため、さりげなくまねられると相手が自分に対して親しみを感じ、大切にされていると感じやすいのかもしれません。

ちょっと試してみたくなりました。
あぁ、でもさりげなくする自信がない。

脳とこころの豆知識 - 人間関係をよくするには

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